オリンピックグッズの在庫処分方法とは?メリット・デメリットを解説
2020年東京オリンピックは、6月現在のところ概ね開催される見通しです。その一方で、当初の見込みよりも観客数を大幅に減らして実施するなど、規模はかなり小規模になりそうです。
そのため、当初の想定よりも、観客向けに販売を予定していたタオルやメガホン、シャツやバッジやパンフレットなどが大幅に不良在庫化することが考えられます。
まだ開催前のため、実行には早いですが、今後のリスクを踏まえて、事前検討を行ってみましょう。
・ヨブタメで必要な企業にグッズをサンプリング
ヨブタメは、試供品を活用した販促活動を行いたい【メーカー】と、試供品をイベントや、福利厚生や飲食店などの店舗で活用したい企業・団体の【ユーザー】を結ぶ、BtoBのWebサンプリングサービスです。
五輪グッズの不良在庫も、ヨブタメを経由することで健全に行うことが出来ます。
【メリット】
・宣伝に使われるためブランド毀損やネット炎上がない
ヨブタメはサンプリング品として、受け取り手に無料で渡されます。そのため知らない場所で安売りされたり、ネット上で悪評が出回るリスクがありません。
・法人向けにある程度の量を処分できる
ヨブタメの受け取り側は、すべて団体です。配布目的での活用が多いことから、複数個での在庫処分を行えます。出品は数百〜数千単位で行われることが多いため、ある程度の量をゆっくり処分したい場合に有効です。
【デメリット】
・現金化はできない
ヨブタメの利用は無料のため、在庫の圧縮はできますが現金化はできません。あくまで試供品の範囲で、無料配布するために活用されます。
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買取業者にグッズ買取を依頼
一般的に「リサイクルショップ」と呼ばれる古物ビジネスを行っている会社のなかには、法人在庫の買取を行う企業もあります。
【メリット】
・大量処分ができる
リサイクルショップに依頼することでBtoBの取引ができ、店頭販売やEC小売では実現できないオリンピックグッズの大量の処分が可能です。複数社に見積もりができるため、有利な条件での売却も目指せます。
・現金化できる
買取事業者にとって、在庫に価値があれば現金買取を行ってくれます。一般的に販路が幅広い買取業者ほど、買取価格は高くなります。
【デメリット】
・買取価格は安い
不良在庫の買取でデメリットになるのは、相当額を買い叩かれることです。オリンピックグッズであっても、店頭やネットで売れることのなかった「負け組商品」として扱われ、上代の100分の1という金額でも珍しくありません。
・どこでどう売られるかわからない
また、買取業者の販路が広いほど、どういったルートで売られるか不明瞭で、中には説明と違う場所で売られるというリスクがあります。
主に売却先として考えられるのは、ネット上のECサイトやオークションサイト、国内の「リサイクルショップ」や「オフプライスストア」があります。また中には越境販売を行う企業もあり、米中や東南アジア向けに輸出し、現地小売店で販売される場合もあります。オリンピックグッズにレギュレーションがある場合は注意しましょう。
フリマアプリやヤフオクでの売却
在庫処分方法としてたまに見られるのが、企業独自でオークションやフリマアプリを使い、オリンピックグッズの処分を行うものです。
【メリット】
・現金化できる金額が大きい
業者を通さずに在庫処分を行うこの手法は、最も現金を手もとに入れることができる手法と言えます。多くのフリマアプリでは手数料が1割に設定されており、送料も数百円程度が中心であることから、経費を節約できます。買い手との価格交渉も行うことが出来ます。
・買い手のある程度の情報がわかる
また、買い手の情報がある程度わかるのもメリットです。実名取引の場合は住所と名前が分かり、また匿名配送の場合も発送時にどの都道府県へ届けられるか分かります。追跡サービスに他右往している場合は大まかな住所も把握できます。
【デメリット】
・ネットで炎上するリスク
デメリットは、ネット炎上によるブランド毀損リスクです。オリンピックグッズであれば話題性が大きく、SNSのみならずニュースサイトで報じられる可能性があります。自社名が入ってしまった場合は、信頼の損失に繋がります。
・買い手がつかない可能性がある
また、買取業者やヨブタメと異なり、基本的に消費者向け販売となるため、大型の処分案件では買い手が全てつかない可能性があります。大ロットのオリンピックグッズの処分は難しく、仮に売れても1点1点配送を行うことになります。