学校祭・学園祭を「SDGs」でサステナブルなイベントにする工夫3選
昨年は続々と中止された学校祭などの校内イベントですが、2021年は復活の動きがあります。
そこで、学校祭・学園祭に近年話題の「SDGs」を取り入れる方法をいく
つかご紹介します。
集客用に「ヨブタメ」の活用
食品を作りすぎてしまったメーカーや、商品を出荷しきれなかった問屋と、余り物を無料で受け取り配布したいメーカーをマッチングさせる「ヨブタメ」というサービスがあります。
これに登録し、商品の受け取りオーダーを出せば、配布目的であれば無料で食品・飲料・日用品などの商品を受け取ることができるようになります。
そのため、例えば集客用のフライヤーにオマケとして付けたり、企画の商品としてヨブタメ経由のアイテムを活用することで、フードロス・廃棄ロスの削減に貢献でき、SDGs「エネルギーを皆にクリーンに」「使う責任 作る責任」「気候変動に具体的な対策を」「働きがいも経済成長も」を達成できます。
フェアトレード製品の取り扱い
フェアトレードとは、「公平・公正な貿易」を意味します。具体的には開発途上国の原料や製品を適正価格で継続購入することで、発展途上国で暮らす人々の生活改善や自立を目指します。
認証を受けた製品を購入し利用することで「貧困をなくそう」「すべての人に健康と福祉を」「人や国の不平等をなくそう」「安全な水とトイレを世界中に」「働きがいも経済成長も」を達成できます。
主な商品としてはコーヒーやチョコ、果物やスパイスがあります。
リユース(再利用)できるカップ等を利用
再利用が可能なカップを「リユースカップ」といい、リユースできる皿を「リユース皿」と言って導入する動きがあります。
特に、フェスやイベントなどで使い捨てのコップが大量廃棄されている現実を受け、こうしたリユースカップを用いる動きが広がりました。
ゴミを削減することで、「使う責任 作る責任」「気候変動に具体的な対策を」「海の豊かさを守ろう」「陸の豊かさも守ろう」を達成できます。
こうしたリユースカップは、通常のポリプロピレン製カップを「リユースカップ」と言い切っているだけで、極端な話、家庭で使われている皿やコップも「リユース」が可能です。こうした観点で物事を考えると、SDGsの実践は至る場所で可能と言えます。
古着・古本の販売は要注意
リユースの中でも、不要な本や衣類などの「買取」を行おうとしている場合は注意が必要です。こうした行為は「古物営業法」に基づく「古物商許可」が必要となり、無許可で営業した場合は違法となります。
また、例えばメルカリも団体による出品を禁じています。
そのため、「学祭でいらない服とドリンクを交換!」「皆様から預かった古本をメルカリで販売し売上を寄付」などは行わないほうが無難です。
例外として寄付で募った本の販売は警察の許可なく販売が可能なので、実施を目指す場合は「古物営業法」の基準をしっかりリサーチした上で行うことが望ましいと言えます。